人間ひとりがその土地を愛して毎日を大切に生きていく。
その姿勢はとても洗練されている。
ぜひこの人たちの姿を観てほしい。
藤沢周(作家)
佐藤真さんに、いまの、明日の、二十年後の福島を撮ってもらいたかった。
それがかなわない私たちは、『阿賀に生きる』を幾度でも見直し、二十年後の福島に思いを馳せるしかない。
平田オリザ(戯曲家・演出家)
『阿賀に生きる』には老境に達した人々の営みの豊かさが漲るばかりで、公害被害を伝えるという主張は抑制されている。
その慎み深さが、今、むしろ逆説的に観る者の想像力を掻立てる。
上原輝樹(OUTSIDE IN TOKYO)